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『LIMIT OF LOVE 海猿』辛口な感想でごめんない

2006年05月25日 15:42

先週土曜日に観てまいりました、『LIMIT OF LOVE 海猿』。
予告ではかなり恋愛物度高かったので、観に行くのは止めようと思っていたのですが、評判もよくお知り合いの方の評価も高かったので、まずは拝見、と観ることにしました。っが、やはり私はダメでした。
水を注すようなような感想でごめんなさい。根っから恋愛物が苦手なひねくれ者の戯言とお受け止め下さい。たまにはこういうマイナスな意見もあってもいいかなと書いてみることにしました。
石投げないで下さいねm(__)m


ここから激しくネタバレなので下げます。






作品としてどうかと問われたら、それはとても面白かったと言えます。男たちの熱い想いには素直に感動したし、11隻の巡視船2機のヘリコプター2機の飛行機というスケールの大きさにも感動しました。事故対策本部の人間が徐々に目的に向かって心がひとつになっていく様は、下川(時任三郎)と桂木本部長(美木良介)の二人の言動から伝わって来るし、仙崎(伊藤英明)と吉岡(佐藤隆太)のバディの関係も男たちのドラマが好きな私にはたまらいくらい素敵なものでした。なす術もなく仙崎たちを見守る救難隊の想いも、今思い出しても熱くなるくらいよく描けていたと思います。
なら、何故ダメだったのか。
これは私が恋愛物アレルギーと言うほど恋が絡むと一気に感動が薄れるというどうしようもない性格のせいです。
でも、このドラマに果たしてそれが必要だったでしょうか?私にはそうとは思えないのです。原作を読んでいないので、そこのところ的外れだと言われればそれまでなのですが…。

まず「ウェディングドレス姿でホテルロビーに」というシーンで、どん引きしてしまいました。これがあったので、その後フィルターを掛けてしか観られなかったのは、私にとって不幸だったと言いたいくらい。
携帯電話の電波を探している辺りで既に、「頼むから廊下に出て後ろでオートロックドアが閉まるなんて展開にならないでね」と変な汗までかきながら観ていたら…あ~ぁ。
でもきっと携帯でフロントに電話するか仙崎に電話して鍵をなんとかするだろう、と願う暇もなく素足でエレベーターに乗ってるし・・・。
「私ってバカに観える?」って、あ~ぁ、頭が痛くなって来ました。

どうも私が恋愛物が好きではないのは、こう何と言うか、「世界はふたりのためにぃ」みたいなシーンを解せないからだと最近気付きました。「ふたりのために」というか「主役のために」というか、主役の突飛でもない身勝手な状態が理解出来ないのです。主役至上主義それがフィクションじゃないかと言われれば、これもまたそれまでなのですが…。結婚式で花嫁を奪うというシーンもよく使われますが、これもどうも苦手です。この元は『或る夜の出来事』という映画なのですが、ここではちゃんと花嫁の父親は理解しているのです。後でちゃんと相手に対してフォローしているだろうな、と思わせられるのです。でもドラマなんかだと、そういうネタだけを真似て「世界はふたりのためにぃ」になってしまっているので、興醒めしてしまいます。

ここで引き合いに出すのは悪いのですけれど、これと同じ理由で私は『プリマダム』を一話目を観て挫折しました。パート中に携帯電話に出るわ、急に早退したいと言うわ、挙句にはバレエ公演の真っ最中に遅れて来て席につくわ。マネージャーが制しているにも関わらず倉橋嵐子(中森明菜)に近づくし、それをまた制せられた他の客が遠巻きに文句も言わずに観ているという演出。勝手にバレエ教室に入って行って勝手に真似て踊って捻挫した厄介な人にも関わらず、他の生徒さんを放って置いて病院に連れて行くバレエ教師。数えれば突っ込み所満載でした。こういう主役中心に世界が回るドラマはどうも苦手なのです。で恋愛となると、その極致なわけで、これがどうもこそばゆいのです。

閑話休題

話を『海猿』に戻しますと、自分のことよりも人のことを思って行動する潜水士たちの活躍と、究極の我がまま恋愛とが異質のもので、私の中ではそれが双方を高めあってより感動を与えるものというよりも、一方は全く無くてよいものに思えたのです。
自分で縫った大切なドレスかもしれないけれど、指示に従わず中々手放そうとしなかったこと。仙崎からの電話を伝えたとは言え、そのまま事故対策本部に居残っていたこと。なので、あんなに効果的な無音の後の「いやぁぁぁぁ~!!!」の絶叫。海の藻屑と消え行くウェディングドレス。
どれもこれも不必要なことばかりのように思えました。それは決して加藤あいさんの演技のせいではありません。
最後のキスシーンは素敵でしたし、悩んでいた仙崎が結婚を決意してプロポーズするというエピソードはあってもいいと思います。ただこれはエッセンス程度に使って欲しかった。
ホテルでのシーンにあれだけ時間を割くのよりも、もっとバディである吉岡とのエピソードを描いた方が、置き去りにせざるを得ない仙崎の気持ちや、それでも仙崎を信じる吉岡の気持ちが痛いほど伝わって来たと思うのです。ここのシーンは素晴らしかった。そしてここでの海老原(吹越満)の台詞にこの映画で唯一私は涙を流したのです。もっとこういう熱い涙を流したかった。

伊藤英明さん
いい俳優さんになられました。踊る大捜査線歳末SPで初めて知り、『陰陽師』の源博雅の演技にちょっと汗していたのに。今『弁護士のくず』を時々観ているのですが、こういうコメディータッチな役もいいですし、『白い巨塔』の柳原ような弱い役もよかったです。それが今鍛え上げた体と甘いマスクで立派に主役の張れる役者さんになりました。いつか『OD3』があったら、是非是非出演して欲しいです。そうなったら『OD3』はとてつもなく豪華なキャストになってしまいますね。
と、オドラーらしく踊る大捜査線で締めてみます。ってか、この『海猿』のスタッフ「踊る」でしたね。
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