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『男たちの挽歌』とわ・た・し

2006年07月07日 13:40

今更何故『男たちの挽歌』を語るのかと申しますと、昨日mixiの他の方の日記で『M:I:III』から『M:I-2』のジョン・ウー監督の話になり、それから『挽歌』の話題で盛り上がってしまったのです。何度かパラパラと書いているのですが、ここらでまとめておこうかと…。

私がこの映画の存在を知ったのは1998年『踊る大捜査線』の公式サイトのBBSでのこと。『秋SP』の青島くんのコートを羽織るシーンが『男たちの挽歌』に似ているという書き込みを読んだことから始まります。さっそく借りて観たのですが、そのようなシーンがない。でもこの映画そのものの面白さにしっかり香港ノワールに嵌ってしまったのです。

それで、「2」も観ることにしたところ、言われているシーンをここでみつけたのでした。それからどんどん香港映画に嵌る嵌る。2週間で17本のビデオを観てしまいました(^^;アジアにおいては日本が一番だ思っていた私の頭はがぁ~んと殴られたようなカルチャーショックも受けました。香港映画というと、カンフーやキョンシーくらいの知識しかなく、こんなにスタイリッシュな映画が作られているなんて思わなかったのです。

以前、オドログにちょこっと書いた時に、「挽歌シリーズっていくつあるの?」という質問を頂いたのですが、邦訳で『男たちの挽歌』と言われているものは多分7本あると思います。今確認できているのは6本なのですが…。

『男たちの挽歌』 <英雄本色 A Better Tomorrow>
1986年
監督 ジョン・ウー
制作 ツイ・ハーク
キャスト チョウ・ユン・ファ、ティ・ロン、レスリー・チャン

第一作目です。タイトルバックからもうワクワクしました!サントラでオープニングのメインタイトルを聴くと、今でも鳥肌が立ちます(いい意味です)。
監督であるジョン・ウーも台湾警察の特捜部長の役で出演されていますが、今のジョン・ウーを知っていると「えっ!?」って思います。
最後のシーンにレスリーが歌う主題歌「當年情」が重なって、何度みても涙涙です。
とにかく男臭い映画です。ダンサブルな銃撃戦に、スローモーションの多様。ジョン・ウー監督の演出の基本は全てここから始まったと言えます。

『男たちの挽歌II』 <英雄本色II A Better Tomorrow>
1987年
監督 ジョン・ウー
制作 ツイ・ハーク
キャスト チョウ・ユン・ファ、ティ・ロン、レスリー・チャン、ディーン・セキ

香港映画らしい(?)ご都合主義もあり、「1」がヒットしたから「2」を、という欲が見え隠れしますが、それを差っぴいても楽しめる作品です。
ここでもまたレスリーは「奔向未來日子」という挿入歌を歌っていますが、これがまた泣ける(;;)。
そしてこの作品でチョウ・ユン・ファがいざ出陣という時にコートを羽織るのですが、これがオドラーがいう『秋SP』の青島くんだったわけです。因みに私のもうひとつ嵌っている『仮面ライダークウガ』の監督のひとりもかなりジョン・ウー崇拝者なようで、「EPISODE47 決意」での一条刑事の階段落ちは正しくチョウ・ユン・ファです。

『アゲイン/男たちの挽歌III』 <英雄本色 夕陽之歌 A Better Tomorrow>
1989年
監督・制作 ツイ・ハーク
キャスト チョウ・ユン・ファ、アニタ・ムイ、レオン・カーフェイ、時任三郎

これはジョン・ウー監督ではなく、「1」「2」で制作を受け持っていたツイ・ハーク監督の作品です。なので、映画ファンの評価が低いように思いますが、私はラストのヘリコプターでベトナムを脱出するシーンで大泣きします。そのところの日本語訳が、デジタルリマスター版で変わってしまったのが残念!出来れば昔のビデオかポリドールのDVDで観て頂きたいです。

時系列でいうとマーク(チョウ・ユン・ファ)の若いころの話ということになります。必須アイテムのコートの由来などもここで語られます。これはちょっと『踊る大捜査線』にも似ているなぁ。でもこっちの方が説得力はあるような(^^;
アニタ・ムイ姐さんがとってもかっこいい!私も背中の拳銃(モデルガンです、勿論)を髪で隠して、振り返り様に撃つ練習を何度もしました(変はヤツ!)。
この作品ではアニタ・ムイがエンディング曲を歌っています。これが「夕陽之歌」、日本の近藤真彦の「夕焼けの歌」のカバー曲です。
チョウ・ユン・ファの敵に時任三郎が出演しているのも、嬉しかった。全部口パクでの台詞なんですが、見せ場は多いです。
余談になりますが、レスリーが2003年の4月1日に死亡し、公私ともに友人であったアニタ・ムイもその同じ年の12月30日にガンで死亡してしまいました。
「1」「2」「3」はそんな意味でも、観るにはかなりの体力がいる映画になってしまったのです。私って単純だから号泣してしまうから…。

『狼 男たちの挽歌・最終章』<喋血雙雄>
1989年
監督 ジョン・ウー
制作 ツイ・ハーク
キャスト チョウ・ユン・ファ、ダニー・リー、サリー・イップ、チュウ・コン

これは邦題では『男たちの挽歌』となっていますし、チョウ・ユン・ファが主演ではありますが、全く別の話です。ユンファファンの私の友人はこれが一番好きだと言います。

教会、白い鳩、ろうそく。ジョン・ウー監督には欠かせないアイテムがしっかり出て来ます。殺し屋と刑事の友情。昔『キイハンター』でこんなの観たなぁと。私は根っからこういう話が好きなようです。
ふたりは最後まで名前を知らないのですが、あるシーンでお互いをニックネームで呼び合うようになります。っが日本語訳ではその辺がむずかしいのか英名のままさらっと過ぎてしましいます。なのでラスト泣きながらニックネームを呼んでいるセリフが「やったぞ」という訳になっているのですが、これがとっても残念。出来るなら広東語を勉強してマスターしたいと思いました。ここが判るともっと感動します。

『ハードボイルド/新・男たちの挽歌』<辣手神探>
1992年
監督 ジョン・ウー
キャスト チョウ・ユン・ファ、トニー・レオン、アンソニー・ウォン、テレサ・モウ、國村隼

これは私としては『インファナル・アフェア』の元となる作品だと思っています。この作品もまた「1」「2」「3」とは全く関係がありません。邦題を『男たちの挽歌』にするとヒットするという商魂からなのかなとも思いました。でもトニーがカッコいいですし、これも私は大好きな作品です。前の4作はデシタルリマスター版のBOXに入っていましたが、この作品は単独で購入しました。

キャストをご覧になればわかるように、日本人俳優の國村隼が出演しています。「3」に時任三郎が出演していますが、この監督はツイ・ハークなので、國村隼は未だにジョン・ウー監督映画に出演した唯一の日本人だということになります。ジョン・ウーをして「君のその眼が欲しい」と言わしめた、印象深い眼力。私が國村隼に注目したのは、朝の連ドラ『オードリー』だったのですが、数年後に我が『踊る大捜査線』スピンオフ『交渉人真下正義』で踊るワールドの住人になってくれたことがとっても嬉しかったです。

そして・・・

『男たちの挽歌4』<新英雄本色 RETURN TO A BETTER TOMORROW>
1994年
監督・制作 バリー・ウォン
キャスト ラウ・チンワン 、イーキン・チェン 、チンミー・ヤウ、ラム・コクパン 、マイケル・ウォン

『男たちの挽歌 外伝』<廟街故事 THE MEAN STREET STORY>
1995年
監督  アンドリュー・ラウ
制作  バリー・ウォン
キャスト イーキン・チェン、ン・シンリン、トミー・ウォン、ゴッ・マンファイ、アナベラ・ラウ
この二作品は主演がイーキン・チェンですし、勿論監督もジョン・ウーではありません。TVで放送されているのをちらっと観たことがありますが、全く異質のものでした。『外伝』は劇場公開されていず、ビデオでないと観られません。

いっぱい書きたいことがあるのですが、あんまり長くなってしまったので、ここらで止めておきます(^^;



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コメント

  1. kazu | URL | qbIq4rIg

    男たちの挽歌

    『男たちの挽歌』とわ・た・し
    を読みました。自分もチョウユンファ&ジョンウーの大ファンなんで楽しく読むことができました。BSで放送してるのをたまたま見かけて、ついつい見入ってしまい、ネットで検索したらこのページにきました。チョウユファが病気になって以来、ハードボイルドはめっきり減ってしまいましたが、できれば2人でもう一度香港ノワールのハードボイルドを作って欲しいものです。

  2. 榊 真央 | URL | 4eg7mJls

    > kazu さんはじめまして!

    こんなところまで読んで頂いてありがとうございます!
    チョウ・ユンファとジョン・ウーの香港ノワール、また観てみたいですね。

    来月公開される『レッドクリフ』には金城武さんと中村獅堂さんが出演されるので、ジョン・ウー監督映画唯一の俳優さんが國村隼さんだけでなくなったことがちょっぴり残念(^^;

    『男たちの挽歌』はひとりでも多くの方に観て頂きたい映画です。私が嵌ったこころは、「香港明星迷」なんていう言葉がマスコミでも取り上げられ、イーキン・チェン主演で日本のドラマにもなったのに、あれから数年で、香港よりも完全に韓国に人気が移ってしまったのが淋しかったです。

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