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経済新聞的『華麗なる一族』評

2007年01月18日 12:38

『華麗なる一族』はキムタク主演ドラマということもあって、良くも悪くもどこの局でも取り上げられています。そんな中で1月16日付の日経新聞夕刊の文化欄に書かれた評の切り口は流石に経済新聞というものでした。

この小説を今ドラマ化して世に出すことの意義みたいなものを、私も考えていて少しmixiに書いていたのですが、やはりプロは違うなぁ、文化部の海野太郎氏はとても上手く表現してくれていました。

「日本経済の回復に合わせるように、企業を題材にしたドラマが増えている。買収や合併が日常の話題となり、企業で起きる人間ドラマが娯楽の対象になりつつある。」
NHKで来月17日から放送される全六話の連続ドラマ『ハゲタカ』と『華麗なる一族』を例に取って、このような企業ドラマが娯楽の題材になるようになった裏には景気回復の影響があると氏は書きます。

また、『華麗なる一族』プロデューサーである瀬戸口克陽氏が「山崎(豊子)氏が描いた時代は、現代の”原点”。金融再編が本格的に始まり、日本経済の基礎であるモノ作りが重んじられた。戦後経済の成長とともに歩んできた団塊の世代が定年を迎えつつある今、当時を振り返るドラマを作る意味は大きい」という談を紹介しています。
私も第一話を見た時に、キムタク云々よりも、このドラマを今これだけのキャストで、これだけの規模で作ったTBSの気概に感激したのです。かつて「ドラマのTBS」言われたことだけあると、作るモノは違えど当時日本の高度成長を担って来た人たちと同じ熱い心を感じたのです。

「”失われた10年”と呼ばれた90年代、企業ドラマでめぼしい作品は登場しなかった。企業ドラマの増加は、企業を娯楽の対象として描けるほどに日本経済が回復してきた表れなのかもしれない。」と海野氏は結んでいます。

最近でも広義では企業ドラマといえるものはありました。でもそれは濡れ手で粟、楽せずに儲ける、というような額に汗して熱くがむしゃらに働くことを「ダサい」と思わせるようなものであったのではないでしょうか?バブルが弾けたとはいえ、今の生活はあの当時に比べれば格段に上です。『華麗なる一族』で描かれる「上流家庭」は庶民の生活とはかけ離れたものですが、過去の権謀術数の渦巻く政財界の裏を垣間見ることによって、今この時代にも同じようなことが「上」では行われていることに気づくことでしょう。何も知ろうとせず何も感じないままにただ毎日を面白おかしく生きていていいのか、と庶民は庶民なりに感じるべきですし、政治にももっと関心を持つべきであると思います。だから私は、今若い方たちにこそこのドラマを観て欲しい、最後まで飽きずに観て欲しいと思います。そういう意味では高視聴率俳優の木村拓哉さんを主役に起用したことは間違っていなかったと思うのです。

第一話は豪華さと人物の紹介でいっぱいいっぱいだったような感もありましたが、二回目からの骨太の話作りに大いに期待しています。


かつて読んだ原作を実家に取りに行ったら「捨てたよ~」と言われてしまいました(;;)。なのでまた全巻買って来ました。多分30年ぶりに読み直し。最終回までに読破できるかな?
映画版の『華麗なる一族』はCS「日本映画チャンネル」(一番近くでは20日24時20分)で放送されるそうなので、急遽この局を契約しました。多分これも映画館で観て以来30年以上ぶり。

それから、第一話で聞き取れなかったキムタクの台詞にあった猟銃の名前。わかりました。ジェームス・パーディ。踊る大捜査線に嵌ってから銃とヘリコプターの名前は気になって調べてしまいます。
20070118123643.jpg



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