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薔薇の花言葉

2008年03月25日 11:17

昨夜遅く(というか真夜中に)、録画しておいた『薔薇のない花屋』の最終回を観ました。
今、また思い出すと泣いてしまうほど感動しました。
これから最終回をご覧になる方、或いはこれからこのドラマを観ようと思っていらっしゃる方はここから先は読まないで下さいませ。第一話から第10話までに語られた言葉のひとつひとつが、この最終回で意味を持ちます。ヒューマンラブストーリーというドラマに、私がこんなに大泣きするなんて思ってもいませんでしたし、こんなに心が温かくそして切なくなるドラマももしかしたら初めてかもしれません。

下げます・・・。








ドラマが始まってからずっと泣きっぱなしでした。どうして雫ちゃんに本当の父親でないことを語ったのかは今でも少し疑問に思っているのですが、血の繋がりよりも濃い二人の関係には嗚咽するほど泣けました。雫ちゃんが取り乱したり泣いたりするシーンがなかったのが、余計観ている私の涙を誘いました。
栄治も雫ちゃんも、そして瑠璃も、舜に勝ったのだと思いました。でもこれは二人にとっては勝ち負けの問題ではない。栄治は頑なな舜の心にも灯をともしました。帰ってくる場所を作ってあげた。

この最終回にはいくつもの感動の場があって、そのどれもがひとつのドラマの最終回を観ているようでした。誰もが幸せになるラスト。こんなラストを期待してはいましたが、これほどまでの感動でひとりひとりを描いてくれるとは・・・。野島伸司って素晴らしい脚本家さんだと改めて思いました。

一年行方が分らなかった美桜をみつけるきっかけは、過去に美桜が言った言葉がヒントになっています。この言葉も第2話で聞いた時に、なるほどなぁ、って感激したんです。それがまたここで意味を持ちました。
「お伽話では、王子さまはお姫様に必ず出会うでしょ。あれ、なぜか分かる?待ってるからよ。必ず出会える場所で・・・。」
「あなたに辛いことをたくさん・・・」と言う美桜に対して、「知っていますか、薔薇の花言葉。・・・他にあまり知られていないのがあるんです。『忘れてしまおう。』・・・」という栄治。
私は最初、美桜のした策略に対して、栄治が忘れると言っているのだと思ったんです。でも最後まで観て、やっと気付きました。ほんと、おばかな私。
このドラマのタイトル『薔薇のない花屋』。タイトルに意味があると言われていたのに。
自分の花屋に薔薇をおかなかったのは、瑠璃のことを忘れないため。自分のせいで瑠璃が死んでしまったこと、そしてそれへの償いで瑠璃の子である雫を育てて来たこと。そんな思いを絶対に忘れないために、栄治は薔薇をおかなかったのです。
今はもう、雫に自分が本当の父親でないことも告白し、それでも「父ちゃん」でいられる、だから薔薇をおくことが出来る。そして今、自分の理想の女性「花のように笑うひと」美桜に出会えた。過去を忘れて前を向いて歩こうと思えたから、美桜との辛い思い出も忘れよう。それに気付いて号泣。


栄治の誕生日に、祝いに集まってくれた誰もが幸せそうでした。どんなに哀しい時にも泣かなかった栄治。雫ちゃんとの別れの時でさえ泣かない栄治に、私は心の裏を読んでしまったくらい。何もかも失ってひとりポツンと職場である建設現場にすわっている時でさえ、栄治は涙を流しませんでした。
なのに、この幸せの中で栄治は初めて泣きました。「オレはいいよ」が口癖の栄治が幸せの中心にいることを躊躇ったのか、涙をみせないためか、席を外そうとすると、美桜が「行かないで。ね、ここに居て。ずっと怖がって避けていたこの場所に。幸せの真ん中に。あなたは誰の手も決して離さない人だから。ここにいるのに誰より相応しい人なの。」と。
栄治はこれから躊躇うことも罪悪感を感じることもなく幸せを求められるのだと思います。誰もが、誰もが幸せになる。

そしてラスト。
第一話で栄治が美桜と出会った時と同じシチュエーション。顔ははっきり分からない少年がひとり。今回は「いつかの少年」とされていますが、第4話の広田省吾くんですね。手には赤い薔薇の花が一輪。
向いの喫茶店のオーナーが懐かしい頭巾をかぶる。あぁ、あの少年が・・・。両親に虐待され、栄治とこのオーナーが救いだした省吾くん。少し大きくなった?
あの時施設へ省吾くんを送った時に言った栄治の言葉が思い出されます。
「どうしても、どうしても、淋しくなったり悩んだりした時は・・・、中学生、高校生になってからでもいいんだ。そんな時は駅前にある小さな花屋を訪ねるといい。君が何も言わなくても一輪の薔薇の花を持ってくれば、全部分かってくれるんだ。」ここにも薔薇の花言葉。『忘れてしまおう。』・・・。
少年が誰なのか気付いた栄治は言います。
「いらっしゃい。良く来てくれたね。君に今すぐに言ってあげられることがひとつだけあるんだ。それでも、それでも人生は素晴らしい。」うなずく少年から薔薇の花を受け取り、栄治と美桜は少年を自分達の家にいれるのです。
この少年は省吾であって省吾ではありません。顔がはっきりと映っていないのです。ニクイ演出。ここでもまた、くそ~!と思いながらも涙。
今悩んでいる君、私、すべての人に、「それでも人生は素晴らしい」。美しく咲く赤い薔薇の花に癒されて、辛い過去淋しい思い出は『忘れてしまおう』、と。
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