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『相棒‐劇場版‐』ネタバレ

2008年05月05日 01:12

相棒

写真中央はびっくりな『相棒‐劇場版‐絶体絶命! 東京ビッグシティマラソン 42.195km』のパンプレット、否パンプレットが入っている封筒です!詳細は後ほど・・・。

GW真っ只中、京都の最高気温が30度を超えた昨日、シネマズ二条の2時半の回演『相棒‐劇場版‐』を観て参りました。
一言で感想を言えば、「めっちゃおもしろかった!」『相棒』ファンも、映画で初めて『相棒』を知るという方もきっと楽しめる作品だと思います。まだの方は是非劇場にお急ぎくださいませ。

GWの昼間の回ということもあってか、家族連れが目立ちました。老若男女、小学生から80歳台と思しきご婦人まで。こんな状態の映画って私の好みの映画では初めてなような気がします。しかも熱気ムンムンの超満員。「完売」のアナウンスも早くからあって、自ずと期待が膨らみます。

そして期待を裏切らない面白さでした。まず、上の写真のパンプレットが驚きでしょう?ノベライズを事前に読んでいたので、開けてもいいかなって思ったのですが、観終わるまで開けなくて正解でした。犯人、違います・・・。

さてさて、ここからは激ネタバレですので、下げます。










オープニング。「えっ、まだ映画の予告なの?」。およそ『相棒』らしからぬ始まり。このシーンを初っ端に持って来たか、とまずここで掴みOK。それから『相棒』お約束の空撮。このいつもの空撮から物語の発端第一現場に続ける展開は見事。しかもそこには「トリオ・ザ・捜一」の面々が。一気に『相棒』ワールドに引き込まれます。

ここからの展開がとても速い。モタつくところもなくとにかくスピーディ。そして、謎が解けたと思っても次々に沸き起こる疑問。右京さんの推理が冴えます。頭脳がフル回転。こんなに熱くてそしてアクティブな右京さんを観るのは初めてかもしれません。薫ちゃんのアクションシーンもテレビよりもずっとスケールアップしていて、寺脇さんも若いなぁ~なんて関心しきり。

二転三転する動機。チェスの棋譜になぞらえる犯行予告現場(ダミーでしたが)。テレビの『相棒』で描いて来た世界観をそのまま残しつつ、ここまでおもしろい脚本を書いて下さった戸田山さんに感謝。レギュラー陣のそれぞれの出番あり、かつての印象深い脇役やゲストが出演も。右京さんによって語られるためになる薀蓄。今回で言うならチェス用語。内村刑事部長と大河内主席監察官のやり取りで警察組織を描き、伊丹刑事に公安警察VS刑事警察の確執もちょこっと語らせて、そしていつものように小野田公顕に政治をさせる。政治家を悪者のように描きつつも、片山雛子議員はまた今度も悪人なのか善人なのか分からない。そして、良い意味でもも悪い意味でも(笑)2時間ドラマ的なベタな人間臭さも残している。テレビで描いて来た『相棒』ワールドがすべて凝縮されて、確かに集大成と言える作品だと思いました。素人の私が言うのもナンですがこの手腕には舌を巻きました。

中盤、東京ビッグシティマラソンと同時進行していく警察捜査本部の喧騒、右京さんの推理、薫ちゃんの捜査。ここは息つく間も与えないハイスピードの展開で圧巻!ここだけでも何回も観たい!ちょっとしたサプライズも。事前に何冊も関連本を読んでいた私も知らなかったサプライズゲスト。岸谷五朗さん!!このシーン、爆笑でした。これ、岸谷さんだから面白かったんだろうなぁ。ちょっと『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』』に於ける岡村さんみたいな感じかな。美味しい役だと思います(笑)。

犯人の一人である柏原崇さんも出番は多いけれど台詞がない。片山雛子の父親、元外務大臣役の小野寺昭さんも、台詞がない。贅沢な起用の仕方です。

ノベライズとの違いについて少し。

犯人が違うことに驚きました。ノベライズでは犯人は娘の守村やよいです。でもこれは看護師の稲田晶子と入れ替わっているので、これを映画ではどう描くのだろう、視覚的には描ききれなんじゃないかと思っていたので、犯人を父親である木佐原にしたのはうなずけました。

ただ、ちょっと彼が全ての犯行を計画したことには違和感も感じています。「Sファイル」を白日の元に晒すための計画は納得できるのですが、余命幾ばくもないとは言え三人もの人間を殺すなどということが彼に出来たのか。この殺人は塩谷単独の犯行だと思いたかったです。

ノベライズでは父親の元の職業は確か明らかにされていませんが、映画では元教授ということになっています。これはチェスの腕前が右京さんと互角であるという設定のためだと思うのですが、ノベライズの設定の方が私は納得が行くような気がしました。

ノベライズも映画に劣らず面白いです。右京さんのちょっと気になるサブストーリーも描かれているのでお勧め。

この映画で話の本筋となった邦人誘拐事件。これは4年前のある事件を彷彿させます。「イラク日本人人質事件」。ノベライズを読むまで、確かに私もこの事件を記憶の片隅に追いやっていました。私も含め世間というものは薄情で非情なものです。右京さんの言葉が耳に痛い。この事件をよくぞ映画にしたな、というのが偽らざる感想です。シーズン6途中から『相棒』ファンになり、プレシーズン三作を含め、まだシーズン3第15話までしか観ていない中途半端な私ですが、時事問題を扱う作品の時の『相棒』は朝日新聞の論調を色濃く出していると感じています。「死刑問題」であったり「裁判員制度」であったり、その他折々に・・・。故意か偶然かはわかりませんが、やはりテレビ朝日ですし。そしてそのどれもが私の個人的な意見と合致している、そのことが私を『相棒』ファンにさせた遠因であると白状せねばなりません。ネットで書き込みをするようになって10年。政治と宗教のことは書かないと決めている私ですが、こんな真っ向勝負な映画を作られたら、スタンスだけでもちょこっと書かねばならないような気になりました。

すぐれた社会派エンターテイメント映画であり、テレビ朝日開局50周年記念に相応しい映画であると思いました。

最後に

封印された『相棒』パンフレット。

封印を開けて中をみると・・・。なぁんと「相棒新聞」プラス「プチ写真集」!!事件の全貌と結末はこの新聞に書かれています。ニクイわぁ~。開けてみて、「あっ」と声が出ましたよ。

最後まで楽しませてくれた『相棒‐劇場版‐』。早くもDVDが出るのが楽しみです。是非、編集でカットされたシーンも入れてプロデューサーカット版でお願い致します!!

ちょっと微妙になった感のある右京さんと小野田官房長。ノベライズにあるように、全く分からない右京さんの私生活。「シーズン7」に益々期待大。
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