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マスクルーシブな金平糖

2005年11月22日 14:58

先日「皇室のご慶事 銀のボンボニエール」展を観に思文閣美術館に行って来ました。
鳥籠型あり武家兜型あり、銀製品なのですが中に蒔絵が嵌めこまれていたりと型も文様も色々で、すばらしい芸術作品だと思いました。
そんな中でも私が気になったのはそこに刻まれた印、刻印です。
殆んどは「銀製」とだけ刻印されているのですが、中には「小林」とか「三越」とか、そして「新城」とか刻まれていたのです。
美術館員さんに尋ねた所「それは制作した会社の名前です。」ということでした。
今はもうこういう銀のボンボニエールを作る会社は東京に2社ほどしかないとのことでした。
「新城」って…。
家に帰ってからネットで調べて見ましたが、大正時代に銀細工の工房に「新城」という所があったのかは判らず仕舞いでした。
扇子忠氏著の『皇室の饗宴とボンボニエール』には詳しく書かれているようなので、読んでみたいとも思いましたが図書館で探してもなく、買えば2415円もするので、結局諦めました。
でも、気になるぅ。「新城」ってどんな会社だったのだろう?
これは宿題ってことにしておきます。
ほんと、何に凝るんだか…。もしかしたら新城さんのご先祖様の会社かもしれませんから。

ついでに、すぐ隣にあったあの日本で唯一の手作り金平糖の店「緑寿堂清水」に足を運んだのですが、お店の前に人だかりが。
買うのに並んでいるのかしら、と思いましたがそうではなく、商品が全て売り切れた様子。
店はしっかり閉まっており、その前で着物を着た女性店員さんが、10人ほどの観光客に予約用のパンフを配りながら謝っていました。

明日の営業は午後1時からであること、今予約しても3ヶ月待ちであることを説明されていました。
私は「バレンタインデー用のチョコレート金平糖は何年待ちですか?」とせぴあ新城さんから聞いていたことを尋ねてみました。
周りの方は「何年」という単位に驚いたように私の顔を見ましたが、その女店員さんは平気な顔で「2年でございます」って。
小さなどよめきが起こりました。
電話での予約が出来るかどうかを尋ねると「電話には出ないことになっています」ということで、注文用紙を渡されました。
凄い商売だなぁ…。
こういう希少価値の物を入手することに喜びを感じる私ではないのですが、話のタネに今度予約してみようと思います。

最近知った言葉に「ユーバー・プレミアム(uber premium)という言葉があるのですが、この「銀のボンボニエール」と「二年待ちのチョコレート金平糖」に触れてこの言葉を思い出しました。
不等にレアな快楽を享受することがステイタスの証をなるというのがユーバー・プレミアムなわけですが、フランス製ガラス入りのチョコレート金平糖は2年待ってお店に行けば手に入るけれども、天皇家紋の入った銀のボンボニエールは私には縁のないものです。
デフレが落ちつこうとしている今、商品の価格ははっきりと二極分化しています。
ただどんなにプレミアムをつけても金平糖は金平糖なわけですから、大衆商品を嫌ってステイタスの証を得ようとしてもそれはなんだか虚しいような気がします。
金平糖だけではなく、全てのブランド製品というものに私が興味を持たないのは多分このせいなのだと…。
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コメント

  1. 扇子忠 | URL | -

    マスクルーシブな金兵糖

    拙著「皇室の饗宴とボンボニエール」の税込定価が¥2,415で高いから買わなかったとのことですが、手元に在庫が少しありますので、読んで欲しいと思いますので、送料込みで¥2,000でお買い上げ願いたいと思います。貴方のサイトを知人から教えられましたので、一筆啓上致しました。

  2. 榊 真央 | URL | 4eg7mJls

    ご訪問ありがとうございました。

    ネットの偉大さに改めて驚かされております。
    この日記を書いてから2年近く経過しておりますが、皇室関係の本には興味があり、またこんなご縁を頂いたことに感謝しつつ、是非読ませて頂きたく存じます。

    メールさせていただきますので、お支払い方法等、お教えいただければ幸いです。
    ありがとうございます!

  3. 扇子忠 | URL | -

    「皇室の饗宴とボンボニエール」

    拙著をご高覧戴けるだけでも光栄です。お送りした拙著の代金など、申し受ける気などさらさらございません。貴方がご興味のある金平糖に関する何かのご参考になればと愚考致します。ご所望であれば、皇室の御慶事で実際にボンボニエールに入れてご下賜された金平糖をご覧になりたければ、お送り致します。但し、それは食べないで戴きたいと思います、なぜなら、賞味期限がとっくに過ぎた(実際は、数十年経過)ものですから。三重県の「赤福餅」の賞味期限どころではありませんから、食べると命の危険はないでしょうが、何が起こるか保障のかぎりではございませんので。

  4. 榊 真央 | URL | 4eg7mJls

    本当にありがとうございました!!

    昨日、ご本が届き、夕飯支度中にも関わらず見入ってしまいました。
    考察がすばらしく、じっくりと大切に読ませて頂きたいと思っております。
    このコメントに気付かず、先に新たな日記に書いてしまいました。

    >皇室の御慶事で実際にボンボニエールに入れてご下賜された金平糖
    そんな素晴らしいものをお持ちなのですね!
    本のお代金を受け取って下さらないので、何かお礼をと思い、感謝の気持ちだけを送る手はずを今整えたところでした。これは食べられますので(笑)。
    何がお好きか分りませんので、本当に気持ちだけです。ジョークと思ってご笑納(文字通りです)頂ければ幸いです。

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